カードローンは住宅ローンの審査にどんな悪影響がある?

2019年02月12日 審査

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住宅ローンの申込を計画している場合、今カードローンの利用をすると住宅ローンの審査に悪影響があるか心配する人がいますが、カードローンの利用が住宅ローン審査に影響を及ぼすかどうかはケースバイケースで、必ずしもカードローンの利用によって住宅ローン審査に落ちてしまうわけはありません。

住宅ローンの審査に悪影響が出るかどうかは、カードローンの利用状況によって異なります。

この記事では、カードローンをどのように利用したら住宅ローン審査にマイナスとなるのか、また、住宅ローン借入を検討している人がカードローンに申し込むタイミングはいつか、過去のカードローン利用が住宅ローン審査にどのような影響を及ぼすかについて解説していきます。

この記事を読めばわかること
  • カードローンが住宅ローンの審査に悪影響が出るポイント
  • 住宅ローン借入する人がカードローンを利用するならどのタイミングか

カードローンの利用が住宅ローン審査に影響する項目

カードローンの借入件数が複数ある

住宅ローンは個人が借りるローンの中では最も審査が厳格に行われるローンで、審査の際には信用情報への照会を行いますが、カードローンの借入件数が複数ある人の場合は、住宅ローン審査では不利となってしまいます。

ただし、借入件数が1本程度の場合には問題なく審査に通過できるケースも多くあります。

信用情報にはクレジットカードや借入金に関する契約情報がすべて記録されていますので、カードローンの利用があるかどうかは、住宅ローン審査で信用情報を照会した際に審査担当者が見つけることができます。

カードローンの利用を住宅ローン審査の際に隠すことは不可能です。

クレジットヒストリーで返済の遅れが多い

信用情報にはクレジットヒストリーという情報が記録されていて、ここには、クレジットカードをはじめとしたカードローンの借入金の支払状況も過去24か月分(2年分)記録されています。

クレジットヒストリーの照会の際にカードローンの返済に遅れが多いことが発覚した場合、住宅ローンの審査通過は難しくなります。

カードローンの利用がある人は、そのカードローンの支払状況について、期日通りに返済したのか、期日に遅れたのか、現在も延滞中なのかを、住宅ローン審査担当者は確認しています。

 

カードローンと住宅ローンを合わせた返済比率

カードローンの利用があると、住宅ローンの審査に通過できるかどうかという問題と同時に、借入可能額にも影響を及ぼすので注意が必要です。

住宅ローン審査の際に借入金額を決定する「返済比率」という考え方があり、「年間のローン返済額を年収の○○%以内に収めなさい」と定められています。

返済比率は銀行によって異なりますが、ほとんどの住宅ローンでは返済比率は30%~35%以内というのが一般的です。

例:年収500万円の人が返済比率30%の住宅ローンに申し込んだ場合には、この人が許容される年間返済額は500万円×30%=150万円まで

カードローンの枠が返済比率に含まれる

カードローンなどの借入がない人が金利1%、期間30年の住宅ローンを組む場合には、年間150万円の返済額で借入可能な住宅ローンは約3,880万円までとなります。

しかし、返済比率から算出される年間返済額は他債務の返済額も参入しなければなりません。

このため、すでにカードローンを利用しており、そのカードローンの毎月返済額が2万円で年間24万円の返済であった場合には、住宅ローンの返済で許容される年間返済額が変わってきます。

カードローンの年間返済額が24万円ある年収500万円の人が返済比率30%の住宅ローンに申込を行う場合に許容される年間返済額は(500万円×30%)-24万円=126万円となります。

この人が、金利1%、期間30年の住宅ローンを組む場合には、年間126万円の返済額で借入可能な住宅ローンは約3,260万円までとなります。

カードローンの利用は住宅ローンの審査通過後であればバレない?

住宅ローンは事前審査で信用情報を照会する

住宅ローンの事前審査とは、申込人の信用情報・属性等から貸してよい人かどうかの審査なので、事前審査通過後であればカードローンに契約しても、カードローンに申込を行ったことを住宅ローンの審査担当者が知ることは通常はあり得ません。

ただし、本審査で、申込内容の間違いがあることが発覚した場合には、事前審査から審査がやり直しとなることもありますし、審査担当者が事前審査通過後にカードローン契約を行っていたことを知った場合にも事前審査からやり直しになることもあります。

住宅ローンの利用を検討している人は、事前審査通過後か本審査通過後にカードローンに申込を行ったほうがよいでしょう。

住宅ローン審査で信用情報を照会するのは事前審査のタイミングで、本審査に通過してしまえば信用情報を照会することはないためです。

住宅ローン実行後は信用情報の照会しない

住宅ローンはあくまでも申し込んだ時点の信用情報や年収や勤務先などの情報から審査を行います。

このため、住宅ローン実行後にカードローンに申し込んだかどうかを住宅ローンの債務者が知ることはありませんし、知ったとしても全く問題ありません。

フラット35の審査も基本的に同じ

フラット35の審査も民間の銀行と同様に審査を行い返済比率も30~35%となっています。

信用情報の照会を行うタイミングも同じですし、カードローン契約が住宅ローン審査に与える影響も同じです。

住宅ローン契約時にカードローン契約が条件となることも

住宅ローンの中には契約時にカードローン契約をしなければならない住宅ローンも存在します。

それは住宅ローンの金利優遇の条件に、当該銀行の指定するカードローンに契約するという条件が付いている住宅ローンです。

このような住宅ローンを借りる場合には、住宅ローン実行後にカードローン契約を行わないと、金利優遇が取り消されることになります。

このように、住宅ローン実行後に銀行のほうからカードローン契約を勧奨してくるケースがあるほどですので、住宅ローン実行後のカードローン契約は全く問題ありません。

カードローン契約があっても住宅ローン審査に通る人

借入件数が銀行カードローン1本

カードローン契約があっても住宅ローンの審査に通過できないわけではなく、実際にカードローンの借入がある人でも住宅ローンの審査に通過した人はたくさんいます。

例えば銀行カードローンが1本あるだけであれば審査には全く問題ありません。

カードローンの限度額には注意が必要

ただし、限度額が大きなカードローンを契約していると、返済比率に影響を及ぼすため、借入可能な金額が少なくなってしまいます。

24ヶ月間(2年間)カードローンの返済遅れがない

住宅ローン審査の際には、カードローンの返済に全く遅れがないということも重要です。

住宅ローン申込の2年以上前からカードローンの利用がある人は、クレジットヒストリーに記録されている24か月分すべての支払履歴に遅れが全くないという状況が理想的です。

いくらカードローンの返済遅れが許容されても1年間の間に1回の遅れまでであると考えておきましょう。

カードローン契約が理由で住宅ローンの審査に落ちる人

消費者金融からの借入がある

消費者金融のカードローンが1本あるというだけでも住宅ローンの審査に落ちてしまうこともあります。

お金を借りる必要に迫られたとき、普通は低金利で安心感のある銀行のカードローンを利用する人が多いため、銀行は消費者金融にカードローン契約があるというだけで「よほどお金に困っている」と判断し、審査でマイナスとなってしまいます。

実際に、消費者金融のカードローンに申し込む人の多くが銀行のカードローン審査に通過できなかった人です。

2本以上のカードローン契約がある

消費者金融ではなく銀行カードローンであっても契約が2枚以上あると「お金に困ったら借金に頼る人」とみなされてしまうことがあります。

住宅ローンは融資期間が長期間で借入金額も高額なローンですから、今後数十年間返済に問題がないと判断できる人しか審査に通過することはできません。

複数の借入金がある人は、生活費の中からやりくりを行って返済をしっかりと行うことができる人であるとは判断されないことが多いため、住宅ローン審査に落ちてしまうことが多くなります。

カードローン返済に遅れがある

契約しているカードローンの返済に遅れがある人も、住宅ローン審査に落ちることが多くなります。

住宅ローンの返済はほとんどの場合でカードローンの返済額よりも高額になります。

カードローンの返済に遅れがある人が住宅ローンの返済を期日通りに行うとは考えられないため、カードローンの返済の遅れが年間2回以上あると審査に落ちてしまいます。

妻のカードローン契約は住宅ローン審査に影響するのか

妻が連帯保証人や連帯債務者にならない場合には借入がばれない

住宅ローンの申込人にはカードローンの借入がなくても、妻名義でのカードローンがある場合や、妻が夫に内緒でカードローンを借りている場合もありますが、住宅ローンの審査対象となるのは申込人本人だけです。

妻名義のカードローンはバレない

妻に夫公認でカードローン契約があろうとなかろうと、妻が夫に秘密でカードローンを借りていようと、返済に遅れがあろうとなかろうと、住宅ローン審査では本人の信用情報しか照会しないため、妻のカードローン契約や支払状況を審査担当者が知ることはありません。

妻が連帯債務者か連帯保証人になる場合は借入がばれる

住宅ローンでは購入・建築する建物や土地を夫婦の共有名義とする場合、妻と夫の両方を債務者とする場合があります。

主に収入の多い方を主たる債務者、収入の少ない方を連帯債務者としますが、一般的には夫が主たる債務者となり、妻は連帯債務者となります。

妻が連帯債務者担った場合は、妻にも債務者や保証人として適当かどうかの審査が行われますので、妻の信用情報も照会された際にカードローン契約を住宅ローン審査担当者が知ることになります。

また、夫の年収だけでは住宅ローンを借りられないために妻の年収も返済比率の計算の際に合算する場合や、妻が所有する土地に建物を建築する場合には妻を連帯保証人とする場合がありますが、この場合も同じように妻のカードローン利用はバレます。

連帯保証人や連帯債務者は厳しい審査は行われない

基本的には主たる債務者である夫が返済していくものであるとの考えのもとで住宅ローン審査は行われるため、連帯保証人や連帯債務者については、主たる債務者と比較してそこまで厳しい審査が行われることはありません。

そのため、妻のカードローン契約が1本程度であり、返済に遅れがなければ特に住宅ローン審査には問題ないでしょう。

妻が返済に遅れている場合には審査に通過できないことも

妻のカードローンの返済に遅れがある場合には連帯保証人や連帯債務者の審査に通過できないこともあります。

その場合でも、夫が審査に通過できるのであれば、共有名義のローンをあきらめれば住宅ローンの借入が可能です。

連帯保証人が必要な場合には代わりの保証人を探すことができれば住宅ローンの審査そのものにはそれほど影響はありません。

 

住宅ローンの借入はカードローン審査に影響する?

信用情報の照会で住宅ローンの借入は発覚する

次はすでに住宅ローンを借りている人が、今からカードローンに申し込む場合には、住宅ローンの借入はどのような影響があるのでしょうか?

カードローンの申込の際に住宅ローンの借入を隠しても全く意味はありません。カードローン審査でも信用情報への照会は行います。

信用情報には住宅ローンの借入も記録されているため、信用情報へ照会を行えば住宅ローンを借りているということを審査担当者は簡単に知ることができます。

カードローンの申込の際に住宅ローンの借入を隠しても審査の際には必ず発覚し、むしろ嘘をつく人だと不要なマイナス要因となるだけですので、正直に申告するようにしましょう。

カードローン審査で住宅ローンの借入は影響しない

カードローンなどの無担保かつ使い道自由なローンの借入可能額は、消費者金融は総量規制で年収の3分の1、銀行カードローンは自主規制で年収の2分の1までと決まっています。

この「借入可能額」には不動産を担保とする住宅ローンは含まれていないため、住宅ローンの借入があるということ自体は、カードローン審査には全く影響しません。

住宅ローンの返済に遅れや延滞がの場合には審査落ちとなることも

住宅ローンの借入自体はカードローン審査には全く影響しませんが、住宅ローンの返済に遅れがある場合にはカードローン審査に悪影響を及ぼします。

住宅ローンの返済状況もクレジットヒストリーに過去24か月分記録されているため、ここで1年間に遅れが何度もある人はカードローン審査には通過できません。

また、過去に遅れがなくても現在延滞中という人もカードローン審査には通過できません。

Q&A

完済後でもカードローンの枠が残っていると住宅ローンの審査に影響しますか?

ほとんどの住宅ローンで他債務を判定する際には、利用残高でなくカードローンの枠を他債務の金額として審査しています。

枠が残っている限りは今日にでもお金を借りることができるのがカードローンですので当然と言えば当然です。

このため、住宅ローン申込の前には、使っていないカードローンの枠があるのであれば、解約しておいた方がよいでしょう。

また、限度額に対して少額しか利用残高がない場合にはカードローン限度額の減額手続きを行ったほうがよいでしょう。

借り換えの際にはカードローン残高は審査に影響しますか?

住宅ローンの借り換えでも新規でも、審査時にカードローンに対する判断は変わらず、借り換えの際にもカードローンの利用は同じように影響します。

クレジットカードの利用は住宅ローンの審査に影響しますか?

クレジットカードのショッピング枠は一括でも分割でもリボ払いでも他債務とはみなしませんので、住宅ローン審査にはショッピング枠の利用があるというだけでは全く影響しません。

ただし、ショッピングの支払状況もクレジットヒストリーに記録されるため、基本的には24か月間で1度も支払いに遅れがないことが求められます。

しかし、現金を借りることができるキャッシング枠はカードローンの枠と同じように、枠そのものが他債務とみなされ審査が行われるため、 住宅ローン申込の前には使用していないキャッシング枠も閉鎖しておいた方がよいでしょう。

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まとめ

住宅ローンに直近で申し込む予定があるという人は、住宅ローン申込前のカードローン申込はおすすめできません。 少し我慢して、住宅ローンの本審査通過まで待った方がよいでしょう。住宅ローン審査にはカードローン契約が少なからず悪影響を及ぼすためです。 すぐには住宅ローンに申し込む予定がないという人は、銀行カードローンの契約を1本だけ行い、返済に遅れがないことを徹底してください。銀行カードローン1本の契約で返済にまったく遅れがなければ住宅ローン審査にはあまり影響は出ません。

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