カードローンの複数申し込みは同時審査してもらえるの?

2017年11月07日 審査

hukusuu-mousikomi

複数の銀行カードローンや消費者金融に申し込みをすると、同時に審査が進むのではないかと疑問に思いませんか?

別のカードローンを複数同時に申し込むことで、どちらかが審査に落ちたときの保険になるのではないかと考える人もいますね。

本来は1つのカードローンに申し込んで、希望の利用限度額が得られたらベストなのですが、必ずしも希望通りの条件では審査に通らないこともあります。

しかし、複数同時に、あるいは連続して申し込んだことにより審査が通る可能性が下がるとか、後まで影響を残してしまうかもしれません。

複数のカードローンに申し込みしても審査に通ることができて、その後も悪い影響を残さないようにするか、それらの方法についてしっかりチェックしておきましょう。

この記事を読めばわかること
  • 短期間に複数の金融機関でカードローンに申し込みしても受付してくれるか
  • 複数の申し込みをすることで審査結果に悪影響を及ぼさないのか
  • 複数の申し込み以外に、審査通過率が上がる方法はないのか

カードローンの複数申し込みはすぐにバレる

信用情報機関に複数の申し込み情報が登録される

カードローンを複数の金融機関で申し込みすると、そのひとつひとつの申込内容は消費者金融や銀行それぞれが加盟している信用情報機関に登録されることになります。

信用情報機関に加盟している他の消費者金融や銀行各社もその申込内容を確認することができるようになります。

ちがう信用情報機関でも情報は交換されている

現在日本で指定信用情報機関として認定されている信用情報機関は以下の3つあります。

  • JICC(日本信用情報機構) 消費者金融、信販会社等
  • CIC クレジットカード会社、信販会社等
  • 全国銀行個人信用情報センター 銀行、銀行系カード会社、保証機関等

それぞれ銀行や消費者金融などのジャンルによって分かれていますが、FINE及びCRINと呼ばれる情報交流システムを通じて、加盟各社はローンやクレジットカードの与信審査に必要な情報を利用できるようになっています。

つまり、銀行は消費者金融やクレジットカードの情報を見ることができますし、その逆もまた同じです。

申し込み情報も確認できるようになっている
これら3つの信用情報機関の間では、「異動情報」と呼ばれる、返済に関する滞納情報や自己破産、任意整理など債務整理に関する情報が主に情報交換されていて、「申し込み情報」もお互いに確認出来るようになっています。

申し込みと同時に信用情報機関の記録に載る理由

申し込み情報は、消費者金融や銀行カードローンの申し込みがされた際、信用情報機関に通知して登録されるのではありません。

じつは、金融各社が信用情報機関に対して、申込人の氏名・住所・生年月日等を基に信用照会した結果が残って記録されたものです。

つまり、いつ、どの金融機関が誰の信用照会を行ったか、という記録が、信用情報機関に一定期間残るので、他の金融機関がそれをチェックすれば、その人物がいつ頃、どの金融機関にどのような商品名の借入の申し込みを行ったかが分かるのです。

つまり、金融機関による信用照会をした履歴を確認することで、申し込み情報が信用情報機関に登録されたとほぼ同じ意味でとらえてもいいのです。

ちなみにこの申し込み情報に関しては、上記3信用情報機関とも、保存期間は規則で「6ケ月以内」と決められています。

「同時申し込み」と「連続申し込み」は審査への影響も違う

複数申し込みの中には、「同時申し込み」と「連続申し込み」という二つのタイプがあります。

同時申し込みと連続申し込みでは、一般的に同時申し込みの方が審査に与える影響が大きいと言えるでしょう。

同時申し込みとは同じ日に複数申し込むこと

同時申し込みとは、複数の金融機関に、同一日にカードローンの申し込みをする方法です。

同じ日に複数金融機関の店舗をはしごして申込することもできますが、近年は自宅に居ながらでもパソコンやスマホから、カードローン会社のサイトにアクセスして申し込みできるので、より同時申し込みがしやすくなっています。

連続申し込みとは別の日に連続して申し込むこと

一方、連続申し込みというのは、同じく複数の金融機関で申し込みするまでは同じですが、申し込みの日を変えて連続して申し込みする方法をいいます。

どれぐらいの期間を空けて申し込みするのを「連続する」と定義するのは難しいのですが、通常は1~2ケ月内で続けて申し込みするのを「連続する」と言ってもいいかと思います。

しかし上記の章でも説明したように、各信用情報機関で申し込み情報が6ケ月間保存されることを考えると、前回申し込みから6ケ月経たないうちに申し込みすれば、それは当然他社にも知れるので、金融機関によっては「6ケ月以内」を「連続している」と解釈する可能性もあります。

いずれにしても、同時申し込みの方が連続申し込みより、カードローン各社は審査で慎重になるし、同じ連続申し込みでも、連続する期間が開いていればいるほど、各社は余裕を持って審査してくれると考えています。

複数申し込みすることでカードローンの審査にでる影響

2社の申し込みは審査に影響なし

金融機関を替えたカードローンの複数申し込みでは、2社以内は特に問題なく、それぞれの金融機関でも受付してくれます

複数申し込みには、同時申し込み、あるいは連続申し込みと2つのタイプがありますが、仮に申込人が全くカードローンを過去に持っていなかったと仮定すると、どちらの申し込み方法でも特に問題ありません。

受験生が安全策兼ねて、メインの志望校以外にサブの受験先にも申し込みするように、2つの金融機関にカードローンを申し込みするのは常識の範囲だし、受付する側も特に問題視はしません。

すでに利用しているカードローンの件数もカウントする

すでにカードローンを1社契約して使用中の場合は、その1件も申込先1件としてカウントされることだけは覚えておきましょう。

例:すでに1社借り入れ済みの方が申し込んだ場合、2社目の申し込みとなります。

3社の複数申し込みは要注意レベル

複数の申し込みが3社になってくると、すこし金融機関が受けるイメージが変わり、カードローンの審査に対する姿勢がより慎重になってきます。

通常、カードローンはメインに使用するものが1件、サブに利用するものが1件、合計2件もあれば日常の使用に問題ないと思いますが、3件目の契約が必要となると、その必要理由が問われるようになります。

ただカードローンは、利用極度額で貸し付けするタイプのローンなので、カーローンや教育ローン等の目的別ローンと異なり、資金使途が限定されていません。

そのため金融機関としても、受付に当たり、都度カードローンの使用目的を確認することはありませんが、それでも3件目の申し込みとなると、やや貸出リスクも感じるようになるので、本人希望額より低い極度額でカードローンを許可するなど、貸出リスクを抑える行動を取ることもあります。

4社以上の複数申し込みは審査に通らない

結論から先に言えば、4社以上の複数申し込みになると、審査が通過する確率が極めてゼロに近くなってくるでしょう。

仮に連続申し込みした場合、最初の2件が通過しでも、その後は連続して審査に落とされる可能性が高まるし、同時申し込みの場合など、下手すると全社アウトになってしまうことさえあります。

これはひとえに、申し込みを受けた金融機関が「一般常識を超えた申し込み」状況を目の前にして、一斉に申込者に対し、融資への常識の無さや貸し倒れリスクを感じてしまう結果だからです。

ここが受験生の複数受験とは内容が根本的に違う所で、受験生なら体がひとつなので、どこか1校合格すればそこに入学すれば済む話ですが、カードローンの場合は、複数の金融機関でカードを持つことができます。

1社~2社程度の金融機関内でのカードローンなら、金融機関としても管理はできますが、申込人の保有カードローンの数が増えれば増えるほど、個々の金融機関での管理も難しくなり、同時に貸出リスクも高まるので、それなら申し込みの段階で認可せず、門戸を閉ざしてしまう行動も合理的なのです。

申し込みブラックは本当にあるの?

申し込みブラックとは、一定の限度を超えたローンの数の申し込みをする人のことを言いますが、金融機関にそのように見られないためにも、極力申し込みの数は絞る必要があります。

ちなみに「申し込みブラック」なとどいう言葉は基本的にないし、きちんとした定義もありません。

あくまで一定の状態を示したものを通称で呼ばれているものです。

定義もないため、どの程度の申し込み数から「ブラック」となるかも分からないし、さらに各金融機関とも審査の内容や審査基準も公開していないので、ブラック状態はあくまで外部から推定するしかありません。

ただ上記でも解説したように、ブラックと判断されるには、申込数で4社~5社あたりにその分岐点があることはほぼ明瞭であり、申し込みブラックがあるなしに関わらず、申込者はその点を強く意識して申し込みを検討する必要があります。

複数申し込みの場合審査はどう進むのか

審査が各社同時進行で進む場合

審査が同時進行で進む場合とは、申し込みもほぼ同じタイミングでなされたケースですが、消費者金融で複数申し込みしたケースだと、金融各社が審査で最も気にしなければならないのが総量規制です。

総量規制により、各社とも業界全体で本人年収の3分の1以内に貸金を制限しなければならないので、当然他社の審査結果を意識しなければなりません。

各社に申し込まれた個々の希望限度額が小さくて、あまり総量規制を気にしなくていいのなら、他社の審査動向に関係なくすぐ結論も出て、カードローンが利用できるようになるでしょう。

しかし一方で、明らかに総量規制を意識しなければならないほど、個々の希望限度額が大きかった場合は、他社の審査結果を見ながら結論を出す必要があるので、結果を出すまでに時間が掛かることがあります。

さらに銀行カードローンの場合でも、2017年度に入って総量規制に沿ったカードローンの自主規制がはじまっているので、即日融資を唄っていた以前とは異なり、他社の申込先が銀行、消費者金融関係なく、審査結果が出るまで相当時間を要するようになるでしょう。

この場合、審査結果が出るまで最長2週間程度は覚悟しておく必要があります。

他社の審査結果が出るまで様子を見る場合

カードローンの複数同時申し込み、短期間(1ケ月以内)の複数連続申し込みのような場合、他社の審査結果が出るまで、自社の審査結果を申込者に通知するのを待つケースがあります。

実際の審査の中では、このようなケースが一番多くなるのではないかと考えています。

その場合、金融機関のチェックポイントとしては、「他社での申し込み事実はあるけど、その後の契約があったかどうか」です。

契約情報も信用情報機関を通じて確認できるので、仮に他社が申し込みは受付したけど、契約まで至っていない場合、他社がその申し込みを断ったケースが疑われます。

そうなると、自社にいま同一人から申し込まれているカードローンについても、この事実を知ることではたして認可していいものかどうか、金融機関の判断が非常に難しくなります。

もし私が担当者なら、審査を通さない可能性が極めて高いです。

他社で断わられた可能性のある人に対し、わさわざ貸出リスクを抱えてカードローンを認可する理由はほとんどありません。

このように他社にらみの審査では、他社の審査結果が自社の審査の結果にも大きく影響を与えるので、複数申し込みがいいのかどうか、またタイミングは適切かどうか、など十分検討する必要があります。

カードローンの審査に通るために重要なポイント

審査に落ちないために6ヶ月は期間をあける

複数の金融機関でカードローンを申し込みしたい場合であっても、しばらく我慢して、申し込みの期間を6ケ月以上開けると、他社の申し込み情報が信用情報機関の登録から抹消されるので、以降の審査での印象が良くなります。

ただし本人の収入、勤務歴、過去の信用状況等、属性で特に問題ない先なら、過度に申し込みしない限り、申し込み期間を気にせず、6ケ月以内に申し込みするのも問題ありません。

申し込み金額が大きい場合は1社申し込みの方が通りやすい

本人の収入に比べて申込金額が大きくなればなるほど、審査の難解度も上がるように、これは申し込みの数でも同じで、複数のカードローンに申し込みするより、1社に絞って申し込みする方が審査に通る確率は上がります。

カードローンの申し込みにおいて最も重要な点は、無事に審査をパスしてカードローンを手に入れることです。

さらにカードローン各社は、契約後の借入や返済実績を重視する傾向があるので、継続して借入や返済を滞りなく行い、そのカードローン会社に実績で貢献していれば、次にカードローンの枠を増額してもらう場合、新規申し込み時より審査もかなり簡単になってきます。

その点を考慮すれば、新規申し込み時に、無理して複数の申し込みをして審査通過の確率を落とすより、ここは堅実性重視で、まずは1社で申し込み、確実にカードローンを手に入れることを試みてはいかがでしょうか。

複数申し込みは2社以内がベスト

複数申し込みの場合、極力2社以内に抑えておくことが、カードローンを利用する上でもベストだと思います。

もちろん銀行カードローン2枚、銀行と消費者金融各社カードローン1枚ずつ、消費者金融キャッシングカード2枚、など組み合わせは自由ですが、それは本人の利用ニーズや収入などの属性で決まってくるので、これがベストな組み合わせはありません。

ただいずれにしても、不必要なほどカードローンを持つことや申し込みをすることは、審査の面でも落ちる確率が高まるし、利用の面でも管理も難しい上に、何よりちょっとしたきっかけで多重債務者への道に陥る可能性があります。

色々な意味で、2社以上カードローンを持つことは、あまりおススメできるものではありません。

複数申し込みについてのFPからのアドバイス

最期にこれまでに述べてきたことを含め、FP的視点からまとめてアドバイスします。

  • 複数申し込みはできるものの、できるだけ避けて、まず1社で申し込み、確実にカードローンを手に入れる
  • そのカードローンで借入・返済実績を上げて、そのあと、まずは増額により利用可能額を引き上げる、また増額すれば適用金利が引き下げられる可能性もある
  • 不測の事態に備えて、サブのカードローン入手のため、別の金融機関に申し込みして手に入れる
  • その場合でも、申し込みのタイミングは、前回申し込みから極力6ケ月以上開ける
  • 絶対4社以上のカードローンの申し込みはしない、そうでないと申し込みブラック扱いされ、後々の他のローンやクレジットカードの審査や利用にまで影響がある

以上のような点に気を付けて、確実なカードローンの入手、健全なカードローンの使用に努めて下さい。

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