カードローンの返済期間はどれくらい?期間内に完済できないとどうなる?

2017年11月07日 返済

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カードローンは契約期間の定めはあるものの返済期間の設定はないため、「あと〇年で完済する」と自分で決めて、毎月返していく必要があります。

車のローンの様にあらかじめ決められた返済期間で、毎月支払いを続ければ完済というわけではないので注意が必要です。

この記事ではカードローンの契約期間と返済期間の違いを説明するとともに、目標期間までに完済するためには毎月いくら返済する必要があるのか、その計算方法などを説明していきます。

この記事を読めばわかること
  • カードローンの契約期間と返済期間の違い
  • 契約期間に完済できなかった場合どうなるか
  • 設定した返済期間で完済するための毎月の返済額

カードローンの契約期間と返済期間はちがうもの

カードローンの契約で定められているのは「契約期間」であって、「返済期間」ではありません。

住宅ローンや自動車ローンのように「返済期間」が決まっているローンは、返済期間内でローンが完済できるように毎月の返済金額が設定されています。

一方で、カードローンの「契約期間」とは一定の期日になったら契約を見直すというものですから、契約期間によって毎月の返済額が決まっている訳ではありません。

つまり、カードローンに設定されている毎月の最低返済額は、契約期間内に完済できるように設定されたものではなく、利息プラス少しの元金返済となるように設定された金額です。

返済期間は自分で毎月の返済金額から逆算する

カードローンは返済期間の定めがなく、毎月の最低返済額だけが決まっています。

そのため、以下の3つから、自分で返済期間を算出しなければ、いつ完済できるのかがはっきり分かりません。

  • 借入金額
  • 毎月返済額
  • 金利

こうやって返済期間の予定を立てないでいると、カードローンの返済は「いつできるのか分からない」という事態が起こるので注意が必要です。

契約期間内に全額返済出来なかった場合はどうなる?

カードローンは契約期間満了時の建前として

  • 残金を一括返済する
  • 改めて審査を行い、その後の契約を延長するかどうか判断する

と、各社でどちらかの規定があります。

また、法人向けカードローンは、契約満了時にはその都度契約延長するかどうかの審査を行っています。

しかしこれらは建前なので、実際は契約期間内に全額返済しなければならいということはありません。

カードローン契約は自動で延長される

個人向けのカードローンは、契約期間が満了しても返済状況に大きな問題がなければ契約は自動延長されます。

そのため、実質的には契約期間に関わらず、一度借りたお金は借りっぱなしにしておくことができるため、カードローンの契約期間は気にする必要はないでしょう。

しかし1点、契約期間が過ぎた際に自動契約更新できない条件があるので気をつけなければならない点があります。それが上限年齢です。

上限年齢に達したら一括返済を迫られるので注意

カードローンには、契約更新が可能な上限年齢というものが設定されています。

各社規定が違いますが、概ね60歳〜70歳に設定されています。

契約更新時、この上限年齢に達してしまった場合は自動更新はされません。

その際に完済できていない場合、カードローン契約を維持することができないため、一括返済を迫られてしまうので注意が必要です。

返済不可能な人にはカードローン借り換え専用ローンも

上限年齢に達してしまった場合には契約更新が不可能ですので、その際には、カードローンを完済したうえで、契約を解除しなければなりません。

そのため、カードローン残高が上限年齢に達したときに残っている人は、一括でカードローン残金を返済する必要があります。

しかし、契約更新不可の人に一括返済を迫ったところで、お金のない人から無理やりお金を取り立てることはできません。

そのような人向けに債務更改ローンという借り換え専用のローンが用意されており、契約満了後は債務更改ローンにてカードローンの残金を毎月返済していくことになります。

実際のカードローンの返済期間をシミュレーションしてみた

最低返済額支払うだけでは返済期間は長期化する

カードローンは最低返済額だけを返済しても、なかなか完済できず返済期間が長期になる傾向があります。

その理由としては、最低返済額の内訳が、利息+少しの元金返済に設定されているためです。

最低返済額だけだと毎月の支払いは楽になりますが、元金が中々減らないという事が起こるのです。

返済期間が長期化するだけでなく利息支払額も膨大になる

実際に、カードローンで100万円借りた場合に最低返済額だけ返していった場合の返済期間はどの程度になるか試算してみました。

金利 最低返済額 完済までの返済回数 利息総額
三井住友銀行 14.5% 15000円 137回 1,055,000円
楽天銀行 14.5% 15000円 137回 1,055,000円
イオン銀行 13.8% 15000円 128回 920,000円
みずほ銀行 14.0% 20000円 76回 520,000円
プロミス・SMBCモビット 15.0% 26000円 53回 378,000円

※金利は100万円を借りた場合の各ローンの最高金利で試算

銀行カードローンのほうが金利は低いですが、最低返済額が少ないため、最低返済額が多く設定された消費者金融のほうが、早期に完済でき、利息負担額も少なくなっていることがわかります。

低金利で安心と思われている銀行カードローンも、100万円借りて最低返済額だけ支払い続けると完済まで役11年間かかってしまい、その総利息支払額はなんと、最初の借入金額よりも多くなってしまいます。

早期完済のためには、金利が低いという以上に毎月多くの金額を返済していくことが重要になるということがわかります。

三井住友銀行で10万、30万、50万、100万、200万、300万と借りた場合の返済期間や利息総額や、毎月返済額を試算してみました。

図1

10万円 30万円 50万円 100万円 300万円
最低返済額 2000円 6000円 10000円 15000円 35000円
金利 14.5% 14.5% 14.5% 14.5% 10.0%
最低返済額での返済回数 78回 78回 78回 137回 151回
利息負担額 56000円 168000円 280000円 1055000円 2285000円

金額が大きくなれば、最低返済額だけ返済していった場合には10年以上返済を続けていかなければならず、利息負担額のトータルは借入元金と同程度となってしまいます。

カードローンを利用する際は、毎月の最低返済額が低いカードローンを求めがちですが、可能な限り毎月の支払い金額を多くして早く完済することを目指して下さい。

完済までの目標期間をきめて毎月の返済額を考える

では、〇〇年先までには完済するという目標を立てた場合の計算方法はどのように行うべきでしょうか?

借入金額・金利・目標期間(返済回数)から必要になる毎月返済額を求めることができます。

図2

36回(3年)で完済する場合の毎月返済額

借入額 10万円 30万円 50万円 100万円 300万円
金利 14.5% 14.5% 14.5% 14.5% 10.0%
毎月返済額 3443円 10327円 17211円 34421円 96802円
利息負担額 23889円 71720円 119547円 239156円 484832円

60回(5年)で完済する場合の毎月返済額

借入額 10万円 30万円 50万円 100万円 300万円
金利 14.5% 14.5% 14.5% 14.5% 10.0%
毎月返済額 2353円 7059円 11765円 23529円 63742円
利息負担額 41114円 123448円 205779円 411634円 824416円

84回(7年)で完済する場合の毎月返済額

借入額 10万円 30万円 50万円 100万円 300万円
金利 14.5% 14.5% 14.5% 14.5% 10.0%
毎月返済額 19018円 49804円
利息負担額 597388円 1183415円
完済までの目標期間を決めれば利息負担額は大きく下がる

最低返済額だけ返済した場合の図1と、目標期間を定めて返済した場合の図2では、利息負担額が明確に異なるのが分かると思います。

100万円を借りた場合、最低返済額だけを返済した場合の利息負担額は100万円以上になりますが、3年で完済した場合の利息負担額はわずか24万円程度となります。

このように、完済までの目標期間を定めれば、利息負担額を大きく減らせることになります。

最低返済額が大きいカードローンを選択する

毎月多くの金額を返済すれば、その分、完済までの返済回数は短くなり、利息負担額は少なくなります。

しかし、最低返済額以上の金額を返済する義務はないため、ついつい「来月からでいいや」と目標通りの金額を返済することを怠ってしまうものです。

そこで、早期完済し、利息負担額を少なくするために、最低返済額がそもそも多いカードローンを選択することをおすすめします。

上記の事例でいえば、三井住友銀行のカードローンで100万円借りた場合の最低返済額は15,000円ですが、みずほ銀行の場合には20,000円です。

毎月支払わなければならない義務を果たすだけで、利息の負担額が大きく変わってくることがわかります。

利息の節約と早期完済のためには、金利の低さではなく、最低返済額の大きなカードローンを選択することが有効な手段と言えるかもしれません。

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